ゲロ、ケンカ、流血、酔っぱらいのスノーボードムービーといえば

 現在のスノーボードビデオのクオリティはとても素晴らしい。いや、いまではプロフェッショナルなライダーたちに敬意を払ってスノーボードフィルムと言うべきか。美しい風景の中をスーパースローで飛んでいくライダー。ちょいちょいインタビューを挟んで、スノーボードに対する愛を語る。仲間との友情や、スノーボードの素晴らしさを感じられる感動的な作品に胸が打たれる。そういうスノーボードの映像も本当に素晴らしいけど、別の種類のスノーボードビデオが過去には若者の支持を得ていた。ゲロ、ケンカ、流血、酔っぱらいなど、感動モノのスノーボードムービーではまずお目にかかれないハイライトで埋め尽くされたこの作品は、そうあのWhiskeyシリーズだ。
 とりあえず、Whiskeyの特徴は「ありのままの姿を見せる」というある意味'90年代版のアナと雪の女王。飲んで、騒いで、喧嘩して、滑って、コケて、笑って、泣いて、怒って、それでもってまた喧嘩して。内容なんて計算されたものはこの作品には皆無。すべて現実にカメラの目の前で起こっているリアルなドキュメンタリー。今の地上波ではまず放送出来ないようなエグいシーンもたくさん入ってるけど、この作品のいちばんの魅力は勢いと生き様。ここではスノーボードはスポーツではなく、単なる遊びのひとつでしかない。だからめちゃくちゃコケるし、ケガもする。だけど、むちゃくちゃやってる中で、やたら上手いヤツらが出て来る。不良マンガなら、ケンカが強くてボクシングもやたら強いヤツみたいなのが、ヒーローになり、スポンサーがついてスターダムにのし上がっていく。上手いだけじゃなくて、たたずまいや着こなしなんかで人気になっていった。どうしようもないのばっかり出てくるけど、やたらかっこいいのはなぜだろうか。頭でビール瓶を割ろうとしたり、発想と度胸がハンパないけど、なんか楽しそう。でも絶対真似したくないけど。あっそうだ、この映像を観ても良いけど、良い子のみんなは絶対に真似しちゃダメだよ!
-AY

 


1995年リリースの1作目。スノーボードのシーンほとんどないけど、それ以外の内容が濃い傑作。ベロベロのショーン・パーマーのUS OPENのランがヤバイ。

 


3作目にもなるとスノーボードの映像もちゃんと入って作りもしっかりしてくる。トリのジミー・ハロポフのパートでロッキーのテーマ使ってるけど、これ使用料払ってんのかな。

雪結晶 おっぱい

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