ライダー目線で数々の作品を手掛けたフィルマー、ジェイク・プライスに迫る

 スノーボードビデオの主役はもちろんライダーだ。しかし、それと同じくフィルマーも作品を作る上で最も重要なファクターである。スノーボードフォトグラファー、ヴァーノン・デックがフィルマーのジェイク・プライスの素顔に迫っている。ジェイク・プライスはこれまでに『9191』、『Mr. Plant』、『December』の他にも多数のスノーボードフィルムを制作してきた。プロライダーと肩を並べるほどの滑りのスキルを持ち、ライダーの目線で映像を切り取るジェイク・プライスは、デジタル主流の映像の世界においてコストも手間が何倍もかかる16mmフィルムで撮影を続けている。そのどれもが独創的でアナログな人間臭さを見事に表現した作品が注目されている。
 この映像のなかではフィルマーのジェイク・プライスとライダーのパット・ムーア、そしてマーカス・ケラーらとともにオーストリアのバックカントリーへ出かけたときのものだ。手には10年以上も愛用しているフィルムカメラを持ち、そしてそのカメラを回しているときの音が「まるでミシンの音のようで好きなんだ」と話す。フィルムの持つ温かみのある味わいが前面に出ているを多く手がけてきた。すでにベテランのフィルムメーカーであり、クリエイティブなエネルギーに溢れたジェイクは独特の美意識を持ち、力強いスノーボーディングを切り取ることの出来る数少ない才能の持ち主である。
-AY

 


ジェイク・プライスが監督・カメラを手掛けた2010年のギギ・ラフシグネチャービデオ、『9191』。時間と予算が許す限り、ギギと共に休みなく世界中を飛び回って滑り続けたドキュメント。

 


2014年のパット・ムーアのシグネチャービデオ『Mr. Plant』。

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