スノーボードの神様

 2016年の流行語大賞は広島東洋カープの緒方孝市監督が使った「神ってる」だったそうだ。「神がかっている」という言葉を今風に使ったらしいけど、今風で言うと「マジ神」という言い方がどうも好きになれません。まぁそんなどうでもいいことはおいといて。世界にはいろんな神様がいるようです。サッカーの神様はペレ、バスケの神様はマイケル・ジョーダン、スケートボードではトニー・ホーク、サーフィンの神様はジェリー・ロペス、野球の神様はベーブ・ルース、ギターの神様はエリック・クラプトンやジミヘン、漫画の神様は手塚治虫、変わりどころで言えばラーメンの神様は「大勝軒」創業者の山岸一雄などなどほかにもさまざまな神様がいるとかいないとか。それではここで問題です。スノーボードの神様と呼ばれる人は誰でしょう。VHSSNOWを見ている方々はすでにお分かりかと思いますが、スノーボードの神様と呼ばれているのはノルウェーが生んだ天才、テリエ・ハーコンセン。これには誰も異論は無いでしょう。とはいえこの神様制度は誰がいつ決めたのか定かではありません。スノーボードの世界にはテリエ以外にもジェイミー・リンやピーター・ライン、ブライアン・イグチ、クレイグ・ケリーといったレジェンドはたくさんいるのにナゼにテリエなのか。それはテリエが成し遂げたさまざまな記録が影響しているようです。
 スノーボードのカルチャーを先導してきたのは横乗り大国アメリカだった。しかしテリエはノルウェー出身にも関わらずUS Openで何度も優勝、ベーカーのバンクドスラロームでも7回優勝。しかも自ら主宰の大会、アークティックチャレンジを立ち上げ、そのなかでおこなわれたクォーターパイプで9.8mという世界記録を2007年に樹立。ほかにも自らの名前のついたパイプトリックのハーコンフリップや、テリエの代名詞となったワンフットマックツイストなどを生み出した。つまり、ほかの人が成し遂げられないほどの偉業をたくさん残してきたから神様に選ばれたらしい。しかもスノーボードだけじゃなくてスケートボードもサーフィンもライダーレベルのスキルを持つ。ここまで挙げればテリエの神様認定に大きく納得せざるを得ない。神様なんて呼ばれる気持ちってどんな感じなんだろうか。凡人の私には一生分かりえない感情なんでしょう。そういえばトイレの神様の人ってどこいったんだろう。

–AY

 


2014年の映像だけど、テリエの自宅や家族など彼のライフスタイルが垣間見える。彼の言葉のひとつひとつがとても心に残ります。英語が分からない人は字幕で感じ取ってみて。Youtubeのロボット翻訳なので意味不明なところもありますが。

 


The Arctic Challenge 2007で樹立したワールドレコード、クォーターパイプでの9.8m。

 

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