Loading...

BACKGROUND

スノーボーダーのマインドをカタチに

 Romeは2001年にとあるバーで誕生した。創業者のジョシュ・レイドとポール・マラヴェッツはそれぞれに考えた新しいスノーボードブランド名のリストを手に夢を語り合っていた。そのリストのなかに偶然にもRomeという同じ単語が含まれていた。Romeという言葉はイタリアの都市ローマのことだが、彼らにとってその言葉の意味はこの際どうでも良かった。これから始まるふたりの新しいブランド名としてふさわしいのは、スノーボーディングの世界にはない言葉であること。ふたりに古代文化への関心などさらさら無く、ふたりとも単純にRomeの発音の響きの良さをとても気に入っていた。スノーボードの世界で意味を持たないということは、Romeと言えば彼らの作るRomeを意味する。まさに唯一の存在になれるということを意味していた。

 さらにRome Snowboardsの後ろに必ずある重要な言葉が続く。それはThe Snowboard Design Syndicate(スノーボード・デザイン・シンジケート)。スノーボード、バインディング、ブーツそしてアパレルをスノーボーディングのためにデザインし製品化しているというデザイン主導のブランドであることを意味している。RomeのプロダクトデザイナーたちはRomeが立ち上がる前は他メーカーでプロダクトデザインを経験していた。つまりブランド立ち上げの時点ですでにスノーボードプロダクトを熟知したモノ作りのプロフェッショナルが揃っていたのだ。スタート時点でRomeはグラフィック優先のガレージブランドとは一線を画していた。

MESSEGE

誰よりも雪の上に立つこと

 Romeの会社はどこに位置しているのか。その答えもまた彼らのスノーボードに対する姿勢を表している。Romeの会社がある街はアメリカ北東部のバーモント州に位置するウォーターバリー。ストウマウンテンリゾートから車で30分のその町は、ボードのテストをするには最適なロケーションだ。しかも朝8時から滑って、そのまま出社出来ることを彼らは誇りに思っている。まさにライフスタイルの中にスノーボーディングを自然に取り入れられる環境という訳だ。毎年革新的でユニークな新製品をリリースし、毎月ビデオシリーズをオンラインにドロップしていくためには、毎年70~100日間スノーボーディングできるこの環境が必要だった。

 誰よりも長く雪の上にいることを重視する彼らの強い想いはアメリカを飛び出し、ヨーロッパでもあるプロジェクトをスタートさせていた。それはリゾートに隣接したRome Lodgeと呼ばれるベースをヨーロッパに持つことだった。その場所はオフィスではなく、ヨーロッパ中のスノーボードショップの仲間、ライダー、そしてRomeクルーが滞在することができるもの。そこではスノーボードの話をするだけでなく、ともに滑り、酒を飲み、飯を食ったりと最高の時間を共有するため必要なものすべてが整っている。デスクにいるだけでは決して得ることができない経験、時間そして知識こそRomeにとって必要なこと。そしてスノーボードブランドとして最も重要なことはいかにスノーボードと密接にシーズンを過ごすか。誰よりも雪の上に立ち、滑り込むことで毎年最高のプロダクトが提供できるとRomeは信じて疑わない。

TEAM CLIPS

Romeを体現するライダーたち

Bjorn Leines ビヨン・ライナス

BJが初めてスノーボードを履いてから28年が経ち、90年代にストリートシーンで活躍したビデオスターはバックカントリーへとステージを移行した。しかし39歳となった現在でも、BJのアグレッシブなライディングスタイルは健在。経験を重ね、脂の乗ったBJの勢いは衰えるどころかさらにスピードを増していく。

Toni Kerkela トニー・カーケラ

フィンランド出身のスノーボーダー、トニー・カーケラはUSトランスワールド誌のムービー、『Insight』でオープニングを飾った注目の若手ライダー。想像力豊かなトリックセンスに加えて、攻めたライディングスタイルが彼の持ち味。2001年には友人とビデオプロダクション、KBRをスタートさせている。

RK1 ステール・サンドベッグ、アレック・オーストレング、レン・ヨルゲンセン

ノルウェーの小さな町、リキンで生まれ育った4人の幼馴染で立ち上げたRK1。キレキレのスタイルと最先端のハイレベルなトリックを武器にヨーロッパシーンの次世代を牽引していると言っても過言ではない。Romeのステール・サンドベックを筆頭に活躍するRK1はヨーロッパのみならず世界中が注目している。

GOAL

普遍的なスノーボードの魅力を追求

 今年で15年目を迎えるRomeはこの先も唯一無二のスノーボードブランドとしてあり続けるはずだ。その理由は彼らのブランドフィロソフィーが物語っている。『スノーボードの環境で生きているスタッフで構成したスノーボードカンパニーであること。そしてスノーボードを今よりもずっと楽しいものにすること』Romeが考える理想のスノーボードブランドは、クレイジーで最高なスノーボーディングをスタッフ自らも楽しむことを求める。スノーボードに対する純粋な気持ちを持った上でチームライダー、ショップやユーザーと触れ合うことで、お互いの温度差は小さくなり、自分たちの求めるプロダクトとユーザーも求めるプロダクトがリンクしてくる。それは決して遊び方を決めつけるのではない。パウダーでも巨大なパークでもコーデュロイのピステンバーンでも、時代が移り変わっても変わらない普遍的な楽しさをRomeは永遠に追求し続けていく。

INFORMATION