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HISTORY

NOW Bindings誕生のストーリーを教えてください。

これまで30年近くスノーボードをしてきたけど、2000年頃までバインディングについてそれほど深く考えてこなかったんだ。でも2000年を過ぎた辺りからバインディングの新しいアイデアを考えるようになった。とくに足首の動きについてね。サーフィンとかスケートボードでは足首の動きがかなり重要な意味を持っている。だからスノーボードにおいても同じように、エネルギーを起こせる何かしらのシステムを組み込みたいと考えた。それで本格的にガレージで古いバインディングのパーツを使って、プロトタイプの制作に着手したんだ。自分が納得出来るまでいくつも試作を作り、やっと斜面をこれで滑ってみたいと思えるものが完成した。

バインディングの会社を立ち上げるほどのモチベーションはどこから?

15年以上プロライダーとしてやってきて、キャリアが終わりに向かうなかでギアの改善に関してアプローチしたいと考えていた。ギアのなかでもバインディングが誕生以来、ほぼ同じ状態だと感じていたことも開発したいと思うきっかけになったね。

プロダクトの開発はどうやっておこなっていたんですか?

バインディングの構造については勉強したことはなかったけど、今は研究しながら色々なことを知るようになった。それにプロジェクトを助けてくれる技術者と一緒に新しいプロダクトの開発をおこなっているよ。

最初のプロトタイプのできはどうでしたか?

当初想像していたものを超える仕上がりだったよ。ただオレは満足だったけど、果たしてほかのライダーがどう感じるのかが次のステップだった。でも試してくれたライダーたちはみんなこのバインディングのシステムのことを一発で気に入ってくれた。自分が考えたアイデアが間違っていなかったと確信できたよ。そして2007年にアメリカで特許を申請。その後、商品化の実現に向けてパートナーを探して、2010年にYESの仲間を通じて二デッカーグループと出会いNOW Bindingsを立ち上げることができたんだ。

SKATE TECH

NOW Bindingsのいちばんの特徴は?

やはりいちばんはSKATE TECHのシステムだね。スケートボードのトラックからヒントを得たこのシステムは簡単に言えばバインディングが前後にシーソーのように動くんだ。それにより足の疲労軽減、ボードに対しての足裏感覚を感じることができ、操作性も向上する。さらにエッジホールド力がアップするんだ。あと、オレのお気に入りのポイントだけど、反応が良くなるだけじゃなくてブッシュを交換すれば衝撃吸収の調整も可能になる。滑りのスタイルに合わせて硬さが変えられるのはとても気に入ってるよ。

これからバインディングの未来はどうなっていく?

バインディングの扱いに慣れていない初心者のユーザー向けに、より簡単に扱えるプロダクトが出てくると思うよ。実際、来シーズンには2つの主要バインディングブランドからステップインシステムがリリースされる。それと、熱狂的なスノーボーダー向けにはブーツとバインディングのマッチングと調整力はさらに重要なポイントになってくると思うよ。

TEAM

NOW Bindingsのチームライダーはどうやって決めている?

個性、スキル、洞察力、それとスノーボーディングに対する前向きな姿勢を考慮してライダーをチームに迎えている。チームライダーはビジネスパートナーであるのはもちろんだけど、良き友達であるということもとても重要だ。

Frank Bourgeois - フランク・ブルジョア
抜群の安定感と数々のハンマートリックを繰り出してきた要注目のアップカマー。カナダのフリースタイルシーンの次代を担うひとり。

Manuel Diaz - マニュエル・ディアズ
アグレッシブな滑りでフッテージを残し、一躍、世界のトップライダーと肩を並べた実力派。Absinthe Filmsの新作、AfterForeverでは圧巻の滑りを披露。

David Carrier Porcheron aka DCP - デビッド・キャリア・ポルシェロン
UNINC.のオリジナル・メンバーであり、YESのファウンダーのひとり。パウダーからジャンプ、ビッグマウンテンまでこなすいぶし銀のフリースタイラー。

POSTSCRIPT

 1990年代にビデオやコンテストなどでプロとして活躍していたライダーが、今やブランドの頭に立ち、スノーボードシーンに新しい風を起こしている。ビジネスチャンスを感じて参入してきたスノーボードのイロハを知らない人たちとは違い、スノーボーディングを熟知している彼らの存在は大きい。今のシーンに欠けているものを見極め、さらに柔軟な想像力でユーザーが求めるプロダクトを生み出している。
 NOW Bindingsは今やビッグマウンテンライダーのジェレミー・ジョーンズの他、オースティン・スウィーティン、フランク・ブルジョアといったストリートシーンで活躍するライダーや、ジャパンチームでは小松吾郎、中川伸也、西田洋介や梶浦修治といった名だたるリビングレジェンドたちに加えて、佐藤亜耶、溝畑槙也を新たに迎え、より強固な布陣となったチームに注目だ。

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