Loading...

HISTORY

シアトル発世界ブランド誕生の裏側

 2000年にアメリカ・シアトルで誕生したCAPiTA Snowboarding。当時はまだ会社のオフィスなんてものはなく、ブルー(CAPiTA Snowboardingのファウンダー)の自宅でCAPiTAを運営して、リビングルームを倉庫代わりに使ったりしていた。お金もほとんどなかったから友達にピザとビールをご馳走してなんとか手伝ってもらいながらの状態だった。CAPiTAというブランド名の由来はラテン語の “Per Capita”(ひとりあたり)という言葉から名付けた。CAPiTAがすべての人それぞれのブランドでありたいという意味が込められている。そして現在もブルーはCAPiTAを立ち上げた家にまだ住み続けている。

CAPiTAの15年を振り返るヒストリームービー“15 Years in 14 Minutes. ”(日本語字幕版)。ブルーをはじめ、歴代ライダーたちのインタビューからCAPiTAの歴史を紐解く。

MOTHERSHIP

前代未聞の自社工場がついに始動

 オーストリアにあるMothershipはスノーボード工場としては世界最規模を誇っている。しかし、CAPiTAが工場を手に入れた理由は大量生産ではなかった。100%水力発電で動力をまかない、炭素の排出ゼロ、地球温暖化係数ゼロ、オゾン破壊係数ゼロなど環境に配慮したスノーボード作りがおこなわれている。自分たちの板を作る上ですべてのプロセスを理解し、自然に優しくスノーボードをプロデュースすることができるようになった。さらに新しい素材や新テクノロジーの開発、そして車で30分のところにある氷河のスロープで1年中テストをおこなう。それに加えて出荷やカスタマーサービスなど板を作る上で必要な工程をすべて自分たちの工場の中でコントロールしているのはおそらくCAPiTAだけだろう。

The Mothership Connection(日本語字幕版)。すべてが規格外のCAPiTA自社工場、Mothershipが他のファクトリーとの違いとは。

 CAPiTAがブランドをランニングする上でもっとも重要だと考えるのはプロダクト。それは板の性能という意味だけではなくデザイン、機能面、そしてクオリティすべてにおいて。仮にマーケティングが最高でも、実際の板が最悪ならそのブランドの終わりは見えている。極端なことを言えば世界最高のプロダクトをリリースできていれば、プロダクト自体が広告になりマーケティングは必要ないというのがブルーの考えだ。

TEAM

ライダーズブランドの未来

 CAPiTAにとってチームライダーとはふたつの側面を持っている。ひとつはスノーボーディングをスポーツとして考えたときにチームこそブランドのエンジンになるということ。そしてもうひとつはスノーボーディングをライフスタイルとして考えたとき、チームはブランドの顔になり彼らのライフスタイルそのものがカルチャーをつなぎ合わせる役目を持っていること。ブルーはCAPiTAを始める前はプロライダーとして活動していた時期がある。それだけにチームライダーの大切さは十分理解している。

2014年リリースのチームムービー『Stay Bad Ass』 のティーザー。

2011年リリースのチームムービー『Defenders of Awesome』のティーザー。

 今やCAPiTAは誰もが知るトップスノーボードブランドに成長した。しかし、ブルーにとって世界最大のスノーボードブランドになることは目標でもなければ、願ってもいない。ブルーが願うのはCAPiTAが偉大なものになること。そしてスノーボードの世界にとって重要なメンバーであり、ポジティブな貢献をしていきたいと願い続ける。そんなブルーは最近、父親になった。娘を持つことで父親としての責任は持ちながらも、この先、娘がどのような大人に育っていくかは自分が決めることではないと語った。自分が成長の責任を負いながらも、時の流れと共に変化していくと、自分の子供とCAPiTAを重ね合わせていた。

INFORMATION