オッパイとスノーボーディングの意外な関係

 
 ここだけの話、わたくしはヲッパイが大好きです。尊敬してやまないレジェンドスノーボーダーのジェイミー・リン大先生が描くのは、青色の美しい釣鐘型のヲッパイ。そして、”初めてヲッパイを触ったときの柔らかさに似ていた" とパウダースノーボーディングの素晴らしき浮遊感を表現したのはメダルコレクターの異名を持つショーン・ホワイトだったと記憶しております。また、"ヲッパイより美しい曲線はこの世に存在しない" とは、わたくしの名言(笑)。ま、わたくしの戯言はさておき、世の中には、自然な形、不自然な形、不思議な形、驚きの形、美しい形、または人工的だったりと、様々なヲッパイが存在するように、世の中には多種多様な雪山やゲレンデやセクションが存在します。我々はその地形を攻略するためにイメージしては失敗し、時には痛い思いをしながら、そして人によっては命までも懸けるわけなんです。
 地形を使ったスノーボーディングに魅力を感じ、湾曲したサーフェス(表面、外面)にこれまた多種多様に湾曲したボトム形状のボードを這わせて滑り降りるその様は、まるでヲッパイの上にレギュラーもしくはスイッチ、ときにはハードにときにソフトにと己のハンドを這わせる行為と同じく神聖で高貴な行為。わたくしがその考えるに至るまで、実に20年の歳月をスノーボーディングに費やすことになりました。
 その昔、ある先輩スノーボーダーに、「彼女がいるとスノーボードに集中できないから彼女は作らない」と言ったら「女のひとりも満足させられない男がスノーボードなんて上手くなるわけがない!」と、ぐうの音も出ない名言で100倍返しされました。おそらくその先輩はその時点で "ヲッパイもスノーボードも同じなんだ" と理解していたんだと思います(笑)。また、「ボードは女の子と同じように、自分でしっかりと気持ちを込めて手を掛けてあげれば、ちゃんと言うことを聞いてくれる」という先輩の深い名言は、わたくしにボードや道具のメンテナンスの大切さや、それが上達に繋がるということも教えてくれました。このように個人的にはヲッパイとスノーボーディングは、決して別物ではなく、そこには意外な類似性があり… 、いや、もはやイコールであったりするわけです。
 少々、強引な結びつけ方と感じる人もいるかも知れませんが、このような柔軟な考え方を学んだのも、これまたスノーボーディングなのです。シーズンを目前に控えたこの時期、重度な雪山病患者のみなさんは妄想に妄想を重ねていることでしょう。もし、この戯言を読んでププッと笑ってしまったり、いいねのボタンを探してしまったあなた。今シーズンは今より少し柔軟性を持ってスノーボーディングを楽しんでみたら、きっと面白い発見があるはずです。

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ヲッパイとスノーボーディングの関係性について熱く語る氏(嘘です)

 

田辺竜太 / RYUTA TANABE Facebook Instagram田辺竜太
RYUTA TANABE

The Itaya Superior Serviceの雇われ店長。スノーボードを父に持ちヲッパイを母に持つと噂される42歳、典型的なB型の牡羊座。趣味は通勤電車内での読書。近年は自称サインペインターとしても活躍中。

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